• "NHK大河ドラマ"(/)
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  1. 伊豆の国市議会 2020-12-17
    12月17日-06号


    取得元: 伊豆の国市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    令和 2年 12月 定例会(第4回)          令和2年第4回(12月)伊豆の国市議会定例会議事日程(第6号)                    令和2年12月17日(木)午前9時開議日程第1 最終日の日程 二藤議会運営委員長報告日程第2 議案第86号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第10号)日程第3 追加議案の一括提案理由日程第4 議案第93号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第11号)日程第5 議案第94号 動産の買入れについて(新火葬場備品)日程第6 議案第95号 動産の買入れについて(タブレット端末)日程第7 請願第1号 大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願日程第8 委提第2号 防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書の提出について日程第9 閉会中の継続調査について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(16名)     1番  井川弘二郎君     2番  青木 満君     3番  高橋隆子君      4番  森下 茂君     5番  笹原惠子君      6番  鈴木俊治君     7番  久保武彦君      8番  八木基之君     9番  二藤武司君     10番  内田隆久君    11番  小澤五月江君    12番  梅原秀宣君    13番  柴田三敏君     14番  三好陽子君    15番  田中正男君     16番  古屋鋭治君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      小野登志子君   副市長     渡辺勝弘君 教育長     内山隆昭君    市長戦略部長  西島 功君 まちづくり         西島和仁君    総務部長    鈴木雅彦君 政策監 危機管理監   神田 稔君    市民福祉部長  山口和久君 福祉事務所長  吉永朋子君    経済環境部長  天野正人君 観光文化部長  公野克己君    都市整備部長  守野充義君 会計管理者   柳本加代子君   教育部長    佐藤政志君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長  高橋博美     議会事務局次長 鈴木朋宏 議会事務局係長 西島裕也     書記      長谷川健也 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 皆さん、改めまして、おはようございます。 12月定例会も本日で最終日を迎えました。ご参集いただきありがとうございます。また、傍聴者の皆様におかれましても、大変寒い中お出向きをいただきましてありがとうございます。 ただいまの出席議員は16名です。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから、令和2年第4回(12月)伊豆の国市議会定例会を再開いたします。 なお、本日12月定例会最終日は、FMいずのくにラジオによる生中継となります。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △最終日の日程報告 ○議長(古屋鋭治君) 日程第1、最終日の日程を議題といたします。 本定例会最終日の運営につきましては、昨日12月16日水曜日に議会運営委員会で検討していただいておりますので、議会運営委員会委員長からその報告をお願いいたします。 9番、二藤武司議会運営委員会委員長。     〔9番 二藤武司君登壇〕 ◆議会運営委員会委員長(二藤武司君) おはようございます。 議席番号9番、議会運営委員会委員長の二藤武司です。 昨日開催しました議会運営委員会の結果についてご報告申し上げます。 昨日12月16日午後1時半より、委員6名全員と副市長、市長戦略部長総務部長出席の下、第19回の議会運営委員会を開催いたしました。 議題は、本日12月定例会最終日の日程についてです。 当局より議案3件、議会として委提1件の追加議案が提出されました。日程第4、議案第93号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第11号)、日程第5、6、議案第94、95の2件については、動産の買入れについてです。第94号については新火葬場の備品購入、第95号についてはタブレット端末の導入でございます。日程第8、委提第2号 防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書(案)の提出についての4議案及び日程第9、閉会中の継続調査を追加日程とすることと決定いたしました。上程の後、質疑、討論の後、採決まで行います。 限られた時間でありますが、円滑な議会運営が図れますようお願い申し上げて、委員長報告といたします。 ○議長(古屋鋭治君) 二藤委員長、ありがとうございました。 お諮りいたします。委員長の報告のとおり、本日の議事日程に議案第93号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第11号)、議案第94号 動産の買入れについて(新火葬場備品)、議案第95号 動産の買入れについて(タブレット端末)、委提第2号 防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書の提出について及び閉会中の継続調査についての5件を追加したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。 よって、本日の議事日程に議案第93号、議案第94号、議案第95号、委提第2号、閉会中の継続調査の5件を追加することに決定いたしました。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。--------------------------------------- △議案第86号の質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第2、議案第86号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。 本案につきましては、各常任委員会委員長より審査の経過と結果の報告が済んでおりますので、これより質疑及び討論に入ります。 本案に対する質疑及び討論の通告はありませんでしたので、質疑及び討論はなしと認めます。これにて質疑及び討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第86号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第10号)の各委員長報告は可決であります。 各委員長の報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は各委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △追加議案の一括提案理由 ○議長(古屋鋭治君) 日程第3、ここで市長に本日追加する提出議案の提案理由について一括説明を求めます。 市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 皆様、おはようございます。 あっという間に議会の最終日になったような気がいたしますけれども、本日もよろしくお願いいたします。 議長よりお許しを得ましたので、本市議会12月定例会に追加で提案申し上げ、本日ご審議を賜ります議案3件につきまして、私からその要旨を申し上げます。 なお、詳細につきましては、後ほど所管の部長から説明いたしますので、あらかじめご了承ください。 初めに、議案第93号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第11号)についてでありますが、本案につきましては、歳入歳出にそれぞれ5,500万円を追加し、総額を277億6,900万円とする予算の補正と債務負担行為の追加をしようとするものであります。 次に、議案第94号 動産の買入れについて(新火葬場備品)でありますが、本案につきましては、新火葬場備品購入について、落札者と物品購入契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第8号及び伊豆の国市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を得ようとするものであります。 次に、議案第95号 動産の買入れについて、これはタブレット端末でありますが、本案につきましては、児童生徒用タブレット端末購入について、落札者と物品購入契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第8号及び伊豆の国市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を得ようとするものであります。 以上でございます。よろしくご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(古屋鋭治君) 以上で市長による提出議案の一括説明を終了いたします。 ただいま市長より提出議案の提案理由について説明がありましたので、これより各議案の内容説明を各担当部局長に求めます。--------------------------------------- △議案第93号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第4、議案第93号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。 本案の内容説明を市長戦略部長に求めます。 市長戦略部長。     〔市長戦略部長 西島 功君登壇〕 ◎市長戦略部長(西島功君) それでは、議案第93号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第11号)につきまして、内容をご説明いたします。 追加議案書の1ページをお開き願います。 今回の補正は、予算の総額に歳入歳出それぞれ5,500万円を追加しまして、総額を277億6,900万円とするものであります。この補正予算につきましては、コロナ禍が長期化する中、国が早期に実施を求めている対策に市独自の対策を加え、追加で議案提出させていただいたものであります。 それでは、2ページをお開き願います。 第1表歳入歳出予算補正のうち歳入についてであります。 15款の国庫支出金につきましては、補正前の額に4,362万円を追加して84億1,579万8,000円としております。これは2項の国庫補助金の増額であります。 19款の繰入金につきましては、補正前の額に1,138万円を追加して8億6,548万円としております。これは2項の基金繰入金の増額であります。 3ページを御覧ください。 次に、歳出でございます。 3款の民生費につきまして、補正前の額に3,800万円を追加して合計を76億1,583万7,000円としております。これは5項の児童福祉費の増額であります。 7款の商工費につきましては、補正前の額に1,700万円を追加して、合計を9億6,685万1,000円としております。これは1項の商工費の増額であります。 次に、歳入歳出それぞれにつきまして、事項別明細書でご説明いたします。 8ページ、9ページをお開き願います。 まず、歳入についてであります。 15款2項国庫補助金、1目の総務費補助金新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金562万円を増額計上しております。なお、現時点での当市の配分限度額として示されている交付金につきましては、全て予算計上をさせていただきました。この新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につきまして、現時点で国が地方への配分を留保している若干の枠があることや、まだ詳細が明らかになっていない国における第3次補正により予算額の増額に向けた動きもありますので、引き続き情報収集に努めてまいります。 次に、2目の民生費補助金につきましては、ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業費補助金3,800万円を増額計上しております。 19款2項の基金繰入金につきましては、このたびの補正に係る歳入歳出の調整としまして、1目の財政調整基金繰入金を1,138万円増額しております。 10ページ、11ページをお開き願います。 続きまして、事項別明細の歳出についてであります。 3款5項児童福祉費では、8目ひとり親世帯臨時特別給付金費で、ひとり親世帯に対する臨時特別給付金の再給付に伴う給付金及び事務費を合わせて3,800万円を追加計上しております。こちらは、今回国が再支給を決定し、年内の給付を行うよう要請があったことに対応するものであります。 7款1項1目商工振興費では、事業番号8の緊急経済対策事業安全安心宣言対策交付金1,700万円を新規計上しております。こちらは新型コロナウイルス感染症感染拡大影響の長期化を踏まえ、当市の安全安心宣言を行っている事業所に対し、感染防止対策の費用の一部に充ててもらうため交付金制度を創設しようとするものであります。事業所1店舗当たり一律5万円の交付としております。財源につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てることとしております。 以上、歳入歳出予算の補正についてご説明いたしました。 次に、ページを遡りまして4ページをお開きください。 第2表債務負担行為補正であります。 次年度4月1日からの業務の円滑な執行を担保するために本年度中に契約締結しなければならない業務として、大仁学校給食センターにおける給食調理業務委託料を令和2年度から令和3年度までの期間で、限度額6,089万6,000円で債務負担行為を設定しようとするものであります。 以上をもちまして一般会計補正予算(第11号)の説明を終わります。 ○議長(古屋鋭治君) 説明が終わりましたので、質疑に入ります。 質疑ございませんか。 10番、内田議員。
    ◆10番(内田隆久君) 追加議案書の9ページ、歳入のところで新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金562万円ということですが、2次補正の分で今回これだけということなんですが、これは先ほど言われた追加の経済対策で安全安心宣言対策交付金ということなんですが、2次補正が、これで先ほど全部終わったということなんですが、その全部の内訳と総額をお教えいただきたい。 それと、2点目が安全安心宣言対策交付金なんですが、コロナ対策というのは経済対策と命を守る対策の両輪だというふうに言われていまして、今回、追加の経済対策とはいいながら、使途が使い捨てマスクだとかアルコールに使うということで、ある意味命を守る対策が主だと思うんですが、そこら辺の考え方について説明をお願いしたいと思います。以上2点ですけれども。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 初めの質問でございます。臨時交付金の内訳ということでございますけれども、1次、2次ともにここで全ての交付金の充てが決まっております。今、2次とおっしゃいましたので2次のほうをお知らせ申し上げますと、まずは利子補給金、4月から遡ります。利子補給金が1,700万円、営業自粛等協力金が3,570万円、持続化支援金でございますが、これが1億9,860万円、救急医療対策のマスクや消毒等に270万円、教育ICTタブレット端末ほかに5,000万円、それから新しい観光誘客創出イベント補助金、これは花火等々でございますが、ドドォォォンの花火等でございますが、1,070万円、それから宿泊キャンペーン補助金、1万人キャンペーンでございますが、これが5,000万円、GoToキャンペーンの誘客促進補助金、宿泊者向けの特産品等の抽せん、これが1,500万円、プレミアム商品券が9,900万円、地域公共交通事業の継続支援金が380万円、避難所の感染症対策経費が770万円、美しい伊豆創造センターの負担金として190万円、令和3年から令和5年度への利子補給金の基金の設置分として4,000万円、それから今回の安全安心宣言の対策の交付金として1,700万円でございます。トータルで5億4,817万3,000円でございます。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、引き続き経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) すみません、安全安心対策の関係で、宣言の関係で使途はということで質問がございましたが、まさしく今回の安心安全宣言対策事業所に対する交付金についは、議員のほうから今ご指摘がありましたようにマスクであるとか消毒液であるとか、そういったものの購入の一部に充てていただくということで、感染を防いでいただくというような意味で交付をさせていただく。ひいてはこれが経済対策ということにもつながるという考えの下に、今回の交付金のほうを支給したいということでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 1点目の5億4,000万円というのは、2次補正の分だけ、1次、2次のやつですね。1次、2次補正で5億4,000万円ということで、今回は1,700万円ということなんですが、これまでの経済対策の効果についてどのようにお考えなのかというのをちょっとお聞きしたいです。それで今回1,700万円を打っているということだと思うんですけれども。 2点目は、命を守ることが経済対策につながるということなんですが、今回、対象事業者から交付申請書を出さなければ支払わないということだと思うんですが、ここら辺の考え方について、なぜ交付申請書を出さなければ受け取れないのかご説明いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 最初の1点目の経済対策並びに感染予防対策の一連の事業に関しましての効果ということでございますが、基本的にこれで全てオーケーとはもちろん考えておりませんが、今、可能な限り対応するということの中でやってきた措置だということで考えております。また、その結果で確かに一時クラスター等が発生しまして、今現在45名の方が感染されているという状況を見ますと、それについてもしっかりと受け止めなきゃいけないことは分かっておりますが、ただその後の飲食店の関係者の方等の抗原検査をした結果、市内に感染者が出なかったということを考えますと、皆さんも新しい生活様式の中で対策、また、おもてなしも含めた対応をしていただいている効果が出ているではないかなということは、一つ言えるかなと思います。 ただ経済的な支援、またそういう部分につきましては、今の状況、GoToキャンペーン等を含めた状況も十分見ながら、しっかりとそれについては市場調査、また市民の方、また事業所さんの状況は、いろんな形の中でご意見を聞きながら対策を練っていかなきゃいけないと思っておりますが、一定の効果、また逆に言いますと、その後感染者が出ていないという状況を考えますとそれなりの効果があったんではないかと、ただ経済支援的につきましては、今後も、しっかりと市場調査並びに皆さんのご意見を聞きながらやっていきたいということで考えております。 2点目は経済環境部長のほうから答弁させていただきます。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、引き続きまして経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 2点目のご質問の交付申請の必要性でございますが、今回の交付金については、これまでも実施をしていただいている分についての支援というような意味も含んでいるという中で、できるだけ簡素化していきたいということで、その経費にかかった例えば領収書であるとかそういったものの提出については、参考資料にもありますように求めないという形で実施をしていきたいなということで考えているところでございます。 ただ申請をしていただく中で、振込で5万円の支給については考えていきたいというようなところもございまして、申請を一度していただかないと振込先も分からないというようなこともございまして、申請だけについてはお願いをしたいということで考えているところです。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですか。 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 1番目の効果は現在調べているというお話なんですけれども、今、世界中でコロナウイルスの感染が拡大していてGoToトラベルもここで終わるということで、年内、年が越せるどうかということも大変中小零細企業にとって問題になっているんですけれども、そこの辺が今回このような経済対策をやるわけですけれども、年内の経済対策が私は必要だと思うんですけれども、そこら辺の点についてのお考えをお伺いしたいと思います。 それと、2点目について、簡素化だから振込先を知るためにというんですが、前に安全安心宣言をしたときにプレミアム商品券と連動していましたから、その時点で振込先というのは分かってないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 1点目の関係につきましては、今現在も持続化給付金というのは継続でございます。2月末までですか、一応対応する形になっておりますんで、それらもしっかりと担保しなきゃいけないと思っていますし、今後も経済的な支援というのは終わりはなかなか難しい、見えないということはありますので、そこはしっかりといろんな情報を関係者のほうからも入手をしたりとか、また商工会並びに各種団体のほうからもご意見を伺いながら対応させていただきたいと思いますが、今も持続化給付金のほうは継続でございますんで、その中で一応考えている次第でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 引き続き、経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 振込先については、やはり把握できていないところもございますので、申請のほうについてはお願いしたいということでございます。 ○議長(古屋鋭治君) そのほかございますか。 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤です。 私は、11ページ、ひとり親世帯臨時特別給付金のことでございますが、18-21でひとり親世帯臨時特別給付金ということで3,770万円上がっておりますが、この世帯の人数と、それから給付金の金額について説明をお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) まず、世帯の人数なんですけれども、今回のこの支給対象者につきましては、令和2年12月11日時点で既に基本給付の支給を受けている者ということに国のほうからはなっておりますので、今まで支給した世帯につきましては376世帯でございます。そのときに支給いたしました金額は2,429万円となっております。 今回、国のほうからは既に交付の金額が示されておりまして、この3,770万円、端数処理はさせていただいておりますけれども、この金額が支給されるということで交付金額が示されておりますので、伊豆の国市で支給した金額とは合っておりませんけれども、その金額を計上させていただいております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤です。 ごめんなさい、ちょっと私の理解ができないんですけれども、前回もやられて2,429万円というものは支給しているんだけれども、今回国のほうから3,770万円来ているので計上したということですか。その差額というのは、すみません、その説明をお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 先ほど小澤議員の言ったとおりでございます。ただ差額のほうは、もちろん多く支給されていれば来年度交付金のほうは返還することになるかと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですか。 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤です。 それでは、その下の8緊急経済対策事業のところでございますが、これは340事業所で5万円支給ということで参考資料に載っておりますが、この5万円というのは手数料、振込ということを書いてございますので、手数料につきましてはここに計上されていないんですけれども、それはどのように処理をされるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) 通常この手数料については、会計のほうで予算取りがされているものというふうに考えております。ですので、特にこの事業の中での経費の歳出については、考えることについてはいたしておりません。 ○議長(古屋鋭治君) そのほかございますか。 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 14番、三好です。 私は、臨時経済対策事業のことについてもう少し伺っておきたいんですけれども、国の2次補正の残額を利用して長期化しているコロナ感染に対応していくということなんですけれども、この時期に、というのは、年度内にこの交付金というのは消化するということがまずあったのか、そういうことでこの時期のこういう形になったのかどうかということを確認したいことと、5万円の支給という金額に決めた、対策交付金の活用例というのは出ているんですけれども、5万円と決めた根拠につきまして伺いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) まず、なぜこの時期に交付金事業をということでございますが、現在、伊豆の国市では、頑張ろう伊豆の国商品券というようなことでプレミアム商品券の事業を実施しております。一方、現在は大変穏やかな状況にはなっておるんですが、いっとき10月末から11月にかけてコロナの感染が市内においても少し多発をしていたというような状況の中で、感染防止対策を事業者の皆さんにさらに推進していただく後押しとしてこの事業を実施することにより、先ほど申し上げた消費喚起策であるこういった事業も円滑に推進をされるというようなことでの経済対策というようなことで、特にプレミアム商品券の事業については地域内消費の拡大というところに重きを置いている事業になりますので、趣旨につきましては。そういった中で、この年末年始の時期に実施をしたいなというところでございます。 それから、5万円の根拠については、議員からもお話がありましたようにそこに活用例というようなものでお示しをさせていただいたとおり、これらのものを一通りやっていくという中で最低でも5万円程度の費用についてはかかるんだろうと、これまでも皆さん、感染防止について、特に今回の対象である安全安心宣言をしていただいている事業者の皆さんについては、9月からこれを実施していただいているというところがございますので、そういった中で金額については決めさせていただいていると、それから同様の事業をやっている自治体もございます。そういったところの例も多くはないんですが、参考にさせていただく中で一律5万円ということで決めさせていただいているところです。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) この事業の決めたいきさつ、考え方はよく分かりました。安全安心宣言をしている事業所340店舗ですけれども、これは、たしか先ほど部長もおっしゃったプレミアム商品券を実施していくときに安全宣言をしているところが対象ですよということで、安全宣言をしていただいた事業所の数だと思うんですけれども、この340という店舗数というのは市内の事業所のどれぐらいの割合に当たるのかという点と、私はこの事業はとても別にいいと思っているんですけれども、安全安心宣言の事業所がどのぐらいの割合かということと、ほかの店舗でもコロナウイルス対策、やっているところもあると思うんですけれども、そういったところへの対応というのは考えていないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(天野正人君) まず、割合の話なんですが、まず最初に申し上げなきゃならないのは、安全安心宣言をしていただいている事業所というのは340以上の事業所がございます。その中には除外をさせていただくというようなことで市のほうで管理をしているような公共施設、それから公共的団体、そういったものもございます。プレミアム商品券の取扱い店事業所以外の事業所の方にも、安全安心宣言についてはしていただいているという状況です。 以前、持続化支援金のご説明をする中で、市のほうで把握している市内の個人も含めた事業所ということになりますと、一応2,000というような事業所の数を捉えているところでございます。ですので、割合については340ということですので15%強ぐらいでしょうか、ぐらいの数字になるのかなということでございます。 それから、宣言をしていないところの対応についてということでございますが、今回は、これまでかかっている安全安心対策についての経費も含めて支援をしていこうということで、現に基準の中では12月15日を区切りとしまして宣言をしていただいている事業所の皆さんに宣言をしていただいている、イコール対策を講じていただいているというような考えの下に交付をさせていただくということで考えています。 今後、感染の状況がさらに、今、非常に全国的に広がっているということでございますので、こういった状況が市内のほうにもいろんな形で影響が出てくるということであれば、やはりそこは考えていかなきゃならないのかなというふうには思っているところでございます。対策を考えていかなきゃならないのかなということで、これから安全安心宣言については打ち切っているということではございませんので、申請を。ですので、今後申請をされた方についての対応については、そのときの申請者の数であるとか、感染の状況であるとか、長期化の状況であるとか、そういったことを考慮しながら、やはり考えていかなければならないというふうには思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 15番、田中です。 数字的なことというか予算の関係で、今、内田議員の質問にありました今回の地方創生の臨時交付金ですけれども、先ほど部長からありました1次、2次合わせて総額5億4,817万円ということは分かりましたけれども、今回のは1,700万円だということなんですが、今回1,700万円というのは、国からの交付金ではなくて市が出す安全安心宣言対策交付金が1,700万円なんですが、この5億4,817万円というのは、全てこれは国から来た臨時交付金の総額なんでしょうか。歳出で市がいろんな事業に充てた分が5億4,817万円、ちょっとその辺が分からないんですが、今回1,700万円というのは歳出のほうなんですけれども、歳入で言うと562万円になるんですが、5億4,817万円というのはどちらなんでしょうか。国からのものなんでしょうか、市の対策の費用なんでしょうか、確認したいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 以前に562万円の交付金がまだ適用されていないということで、1,700万円今回補正をさせていただきましたけれども、この足りない部分は財政調整基金で賄っているということで今、ここの予算を計上させていただいています。 今のご質問なんですけれども、すみません、私の先ほどの5億4,817万3,000円の合計、これを少し訂正させてください。国からの臨時交付金の合計がちょっと違っていました。国からの市への配分は5億6,801万2,000円でございます。5億6,801万2,000円、これが国から来る予算でございます。これが年内、1次、2次の交付金の合計ということでございますので、こちらが市としてこれからこの金額を先ほど申し上げた事業に充てているということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) そうなりますと、先ほどの5億4,817万円というのは、訂正という言葉は、先ほど利子の補給金から今回の1,700万円まで報告ありましたけれど、この合計が違ったということなのか、合計は5億4,817万3,000円でいいんだけれども、国から来たのは合計では5億6,801万2,000円ということなのか、もう一度その辺をはっきりしたいということと、実際国からはこれだけ来て市はこれだけを使いましたと、その差額は財調を使いましたというその辺がはっきり見えてこないんですけれども、今の報告ではその辺がはっきりしませんけれども、もう一度お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 非常に先ほどの内田議員のときの答弁が分かりにくかったと思うんですけれども、予算額と執行額、若干違うということでございます。予算は大まかに予算として立てておりますけれども、執行額が若干違っておりますが、これが事業間の中でこれから動いていきますので、最終的には交付金である5億6,801万2,000円を使うということでございます。この答弁で分かりますでしょうか、この辺が若干違っているというところが予算額と執行額の差が若干ございました。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 予算と執行が違うというのは分かりましたけれども、最終的に今まで市が行ってきた対策についてはほとんど国からの交付金で賄えているということで解釈はいいのか、ある程度市の財調も使っているのかと、その辺見えてこないんですけれども、この数字からいうとほとんど国の交付金でできているという解釈でよろしいんでしょうか。今ここに詳しい数字を出すのが大変でしたら、また後でも報告をもらえればと思いますけれども、財調を使っているか使っていないかだけちょっとお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) こちらは計画の中では非常に大きな金額ですので、若干財調のほうも取り崩しながら満額を使い切るという形で、すみません、国からの交付金の満額を使い切るという形で予算立てしておりますので。細かい財調の金額は今ここで把握しておりませんけれども、財調のほうも入っているということでご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですね。そのほかございますか。 それでは、ないようですので、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案については、伊豆の国市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、討論に入ります。 まず最初に、本案に対する反対討論の発言を許可いたします。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 反対討論なしと認めます。 次に、本案に対する賛成討論の発言を許可いたします。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 賛成討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第93号 令和2年度伊豆の国市一般会計補正予算(第11号)は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第94号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第5、議案第94号 動産の買入れについて(新火葬場備品)を議題といたします。 内容説明を市長戦略部長に求めます。 市長戦略部長。     〔市長戦略部長 西島 功君登壇〕 ◎市長戦略部長(西島功君) それでは、議案第94号 動産の買入れについて、内容をご説明させていただきます。 追加議案書の13ページ、参考資料は3ページ、4ページをお開き願います。 まず、納入物品は新火葬場における備品であります。 契約の相手方は、伊豆市加殿81番地の1、株式会社スワベ商会伊豆支店、支店長大石誠であります。 契約の方法は、11月26日に指名競争入札を執行いたしまして、11月27日に仮契約を締結しております。 契約金額は、税込みで3,300万円であります。 納入期限を令和3年3月24日としております。 物品の概要としましては、新火葬場の建築に伴い、新たに備品を購入するものであります。購入備品の概要につきましては参考資料をご参照いただきたいと思います。 簡単ではありますが、議案第94号 動産の買入れについての説明とさせていただきます。 ○議長(古屋鋭治君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。 質疑ございませんか。 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今回の備品購入は指名競争入札で行われたということですけれども、何者を指名して行われ、何者が応札したんでしょうか。予定価格と落札率をお知らせください。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 指名業者が8者でございます。入札に応じた業者が3者でございまして、予定価格としましては3,343万7,140円、すみません、税込みで3,343万7,140円でございます。落札率は98.69%でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 8者に指名して3者ということ、3者は市内の業者は入っているんでしょうか。お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) このもともとの8者の中に市内業者がございません。といいますのが選定理由に物品役務の入札参加資格を有し、希望の業種に一般事務機器の登録のある業者ということで、この登録のある業者に市内の業者がなかったということでございますので、市内業者は含まれておりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 市内にこういう業者がいないという中で指名競争入札はどうかなと思うんですが、物品で決まったものを購入するんですから一般競争入札でもよいかと思うんですが、なぜ指名競争入札をしたんでしょうか。もっと幅広く県内業者ぐらいにすれば相当競争してくれたんじゃないかと思うんですが、なぜ市内に業者がいないのに指名競争入札をしたのか理由を伺います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 基本的に指名競争入札の基準とかがございますけれども、この備品3,000万円というところの中で一般的な概要等にございますけれども、テーブルであるとか椅子であるとか、そういうものの細かいところの備品が多々ございます。その中で入札という中では、この伊豆の国市に入札の参加資格を出しているのが26者ぐらいでございますけれども、その中である程度地域を限定して三島、清水町、函南町、伊豆市もしくは伊豆の国市という中での営業所、もしくは本社を有する業者という形の中で指名をさせていただいたわけでございます。全ての業者を入札に入れるということが果たしてちょっとその辺が分からないですけれども、応じてくれる、応じてくれないということもございますけれども、なかなか26者あるとはいっても全てがこういう物品を扱っている業者かどうかというのも分かりません。というのは、希望業種に一般事務機器が登録にあるということなので、必ずしもそういうことではないということも含めて、市としては信頼の置ける業者を指名したということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) そのほかございますか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案につきましては、伊豆の国市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。 よって、本案につきましては委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、討論に入ります。 最初に、本案に対する反対討論の発言を許可いたします。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 反対討論なしと認めます。 次に、本案に対する賛成討論の発言を許可いたします。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 賛成討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第94号 動産の買入れについて(新火葬場備品)は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第95号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第6、議案第95号 動産の買入れについて(タブレット端末)を議題といたします。 内容説明を教育部長に求めます。 教育部長。     〔教育部長 佐藤政志君登壇〕 ◎教育部長(佐藤政志君) それでは、動産の買入れについて、内容の説明をさせていただきます。 追加議案書の15ページ、追加議案参考資料5ページをお開き願います。 議案第95号 動産の買入れについてについてですが、納入物品は児童生徒用タブレット端末であります。 契約の相手先は、浜松市中区千歳町91番地の1、遠鉄システムサービス株式会社、代表取締役大久保淳一であります。 事業者は、11月17日に指名型によるプロポーザルを実施し、最も高い評価点を獲得した事業者を選定しております。 契約の方法は、11月27日に仮契約を締結しております。 契約金額は、税込みで1億2,873万8,060円であります。 納入期限を令和3年3月18日としております。 物品購入の概要としましては、令和の学びのスタンダードとして児童生徒に1人1台の学習用端末を整備することで、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、子供たち一人一人の個別最適化された環境を構築し、資質、能力を育成できる教育ICT環境を実現するための整備でございます。 既に各教室に配備しました電子黒板やデジタル教科書などのICT教材との効果的な利用を図り、主体的、対話的で深い学びを実現し、創造性を育み、学習意欲の向上を図るため、児童生徒用タブレット端末を3,620台購入するものであります。 簡単ではございますが、動産の買入れについての説明を終了といたします。 ○議長(古屋鋭治君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。 質疑ございませんか。 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 タブレット端末を全小・中学校の子供たちに行くということで、大変いいことかなと思っております。タブレット端末の具体的な機種とかそういうものをお知らせいただきたいということ、それともう一つは、それを選定するに当たってどういう形でその機種になったのかという、そのあたりもお願いいたします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) それでは、笹原議員のご質問いただいたどうしてそちらの機種になったのかというようなことでございますけれども、まず機種等、機種だけではありませんけれども、そういった業者を選ぶに至った関係ですけれども、まず子供たちに利用していただくために便利、使い勝手がいいもの、それから丈夫なもの、いろいろ選定の理由があるわけですけれども、そういったことで先生方の負担も減らす、それから子供たちが利用しやすい、それから現場で有効に活用ができる、こういったことを考えて選んでおります。 タブレット端末の機種につきましては、ヒューレット・パッカード社製のタブレット端末になります。 それから、こちらのほうは先ほど3,620台の購入ということでございますが、こちらのほうは生徒プラス各学年ごとに二クラスに1台の予備機等を設けまして、全部で3,620台を購入するということでございます。 以上です。 その機種を選んだ理由についてということでしたので、先ほど言ったように子供たちの落下の態勢であるとか、キーボードに水をこぼしても大丈夫だとか強化ガラスがあるよとか、あとタフバッテリーということで長時間利用できるバッテリーを備えているとか、あとは先生方の負担を減らすためにいろいろなアカウント等の管理がしやすいだとか、登録が簡単だとか、そういった様々な項目を勘案してこちらのほうの機種を選択いたしました。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですか。 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 笹原です。 そうしますと、1台当たり大体お幾らぐらいなのかというお値段をお示しいただきたいということと、それから実際にその機種を使う、生徒はともかく教員の方、そういうものに詳しい、実際に教える立場にあるという方のご意見とかはお聞きになっての選定なのかどうか、そのあたりはいかがなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) こちらのほうの1台あたりの単価でございますが、まず税抜きで3万2,330円、それから税込みで3万5,563円となっております。 使うことをこちらのほうを決めるに当たって選定のための委員会を設けておりまして、その中には各学校の管理者である校長先生、それから学校の中でもこういったICTに詳しい先生を1名以上という形で選んでいただいて、そういった方にこちらのプロポーザルのほうにも参加していただいて、各学校ごとの点数を出していただいたものを集計してこちらのほうを決定しているということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですか。 そのほかございますか。 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 今回の契約の方法がプロポーザル方式、指名型のプロポーザルということなんですが、何者にプロポーザルを依頼したのか。もともとなぜその端末だけですので競争入札にしないで、一般競争入札でなくてプロポーザル方式にしたのか。先ほど部長からいろいろ機種のこういうことでという理由がありましたけれども、それを提案してもらうがためにプロポーザルにしたのかどうか、もう一度プロポーザルにした理由と何者に依頼したかお聞きします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 先ほどは笹原議員のほうが機種ということで言われたものですからそういうお答えをしたわけですけれども、こちらのほうのプロポーザルですね。こちらのほうに参加していただいた業者は3者になります。 それから、こちらのほうのプロポーザルをなぜ選んだかということですけど、当然、そういった機種等の選定もありますけれども、こちらのほうのMDM管理とか、それから初期の構築作業、それからアカウントの構築作業、そういったものを一緒に導入のときにしていただく必要があること、それから導入してもそちらをうまく使っていく、有効に活用していくためには、こちらの支援ですね、研修等も含めた支援、そういったものも必要になってくるということで、どういった先生方、子供たちにこの使い方等を教えていくのか、そういったこともこちらの業者を選ぶときの選定の理由とさせていただいております。 それから、今年もそうですけれども、翌年度以降、当然保守とか、それからやはり続けての研修等、そういったものをしていかなければ有効に使えないということもありますので、どういった今後保守をしていくのか、それから、金額的な面も含めまして業者を選定させていただくためのプロポーザルということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) プロポーザルにした理由、分かりました。ただ機種だけで見たのでは、使い勝手とかいろいろ設定とかありますので。 それと、今後についても保守や扱いについてのフォローがされるということがあるかと思うんですが、それを含めてプロポーザルで決定したということで最高評価点をもらったところにということなんですが、何年間ぐらい今後契約ではちゃんとその辺を見てくれる、アフターについて、アフターサービスについては保証というか契約されているんでしょうか。それで、その年数でしっかり問題がないようになるのかどうか、その辺はどうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) こちらについては、契約で保守を今後何年という特に縛っていることはございません。基本的には単年ごとですけれども、やはり導入した業者が引き続きやっていただくのが一番いいということで、大体耐用年数5年ぐらいとは言われておりますけれども、こういう財政状況もございますので、丁寧に使ってなるべく長く使っていきたいということでございますので、そちらの更新までの時期まではこちらの業者と保守を契約していきたいというふうに考えております。大体おおむね5年というふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 15番、田中議員。 ◆15番(田中正男君) 分かりました。おおむね5年ということで保守を委託したいということなんですが、これは購入の時点の金額でそこまで無料でするということになるんでしょうか。毎年毎年また、保守点検に市がお金を出さなきゃならないということなんでしょうか。それが各者いろいろあってここに決めたということなんでしょうか。保守点検の費用についてはいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 保守点検の経費につきましては、当然、単年ごとお金が必要になってきます。そういったことで、金額も毎年かかるということで、やはりなるべく安い業者ということもありまして、こちらのほうがプロポーザルの中でどういった保守、それからどういったサポート、そういったものをしていただけるのか、それから金額の高い、安いも含めてこちらの選定をさせていただいたということになります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですね。 14番、三好議員。 ◆14番(三好陽子君) 14番、三好です。 大体のことはただいまの質問の中で分かりましたけれども、1点だけ私、確認したいんですけれども、プロポーザル方式の指名業者が3者指名をされたということなんですけれども、他の2者の提示金額、お聞かせください。
    ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 今ちょっと資料を確認しますので、少々お待ちください。 こちらのほうが端末1台当たりということで出しているわけではございませんので、タブレットの端末の購入、それから先ほど説明の中ではちょっと触れていませんでしたけど、そちらのサポートをしていただく、国の補助金を使いながらサポーターを導入してサポートをしていただく金額、それから令和3年度以降の単年度の保守ということで、それぞれ金額をもらっておりますので、そういったことでトータルで令和2年度分の金額が、こちらのほうの採用した業者につきましては1億1,938万7,600円、それから令和3年度の保守のほうが325万8,000円、業者の残りの2つのうちの1者について、令和2年度分の執行分が1億1,680万7,442円、令和3年度以降の保守が534万9,600円、それからもう1者になりますけれども、令和2年度の執行分が1億4,194万円、令和3年度以降の保守につきましては500万円、金額についてはこのような形になっております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですか。そのほかございますか。 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 今ちょっと、プロポーザルのことをお伺いしていたらよく分かんなくなっちゃったんでお伺いしたいんですが、今回、タブレット端末の物品購入ということでご説明をいただいているんですけれども、私はハードの部分を購入するのかなと思って話をお伺いしているところ、ソフトの部分の例えばサポートというようなお話が出てきたりしているんですが、あとこれについては、後々教育素材を入力したりいろんなことが発生してくると思うんですが、ハードの部分とソフトの部分、境目がよく分からないので、そこら辺のご説明をお願いしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 内田議員のご質問のほうにお答えをさせていただきます。 こちらのほう、単純にハードだけということで、ハード部分の単純に台数でということで入札を行っている他市町村の事例もございます。ですが、先ほども言いましたとおり、タブレット端末の購入以外に購入した際にそちらのほうのMDMの管理ソフトを入れたりだとか、それから初期の設定作業、こちらのほうは端末の単価に入っている場合もございますけれども、そういった作業、それからアカウントの構築作業、こういったことで端末購入の際には必要になってきます。 それから、端末購入のハードを入れた以外に、先ほども言いましたように、端末を取り扱っている業者がやっぱり初期設定とかアカウントの設定をするということは、それ以降のやはりサービス、サポートについてもその業者が行ったほうが有効的にできるということでございますので、そういったことでソフト部分も併せて、業務はそれぞれ違うんですけれども、ハード部分と、それからサポートの部分、それから保守の部分という3点でプロポーザルをさせていただいたということでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) そうすると、今回のこの金額には、ハードの部分とソフトの部分と保守が全部入っているということでよろしいですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 今のハードの部分で動産の買入れの説明をさせていただきましたので、税抜きで1億1,734万600円、税込みで1億2,873万8,060円、こちらがハードの部分ということでご説明をさせていただきました。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) ですから、ソフトの部分がどのぐらい入っているかとさっきから聞いているんですが、今後ソフトの購入も発生してくるわけですよね。そうすると、この業者がソフトもやるということになるということなんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) こちらの機械を動かすためのソフト自体は、こちらのほうの端末を購入するということであります。それから、そちら以外に今後、それを有効的に使っていくために、また別の教育ソフトとかを入れるということになればそれは別の費用がかかってくるわけですけれども、こちらの部分についてはハードということで端末を購入する際の金額ということと、それ以外にソフト部分というのは、あくまでもアプリケーションを動かすためのそういったもの、それからアカウントを設定してそれぞれ個人用のIDを設定したりする、そういったことが付随してきますので、そういった部分ということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) そのほかございますか。 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 先ほどの説明の中で、耐用年数はおおむね5年というお話がありました。こういうものを耐用年数5年で、例えば5年後にまた1億3,000万円ぐらいのお金を使うという事柄も考えているんでしょうか。 それから、修理等しながら生徒数だけの端末機が欠けていく場合というのはあると思うんですけれども、そういったものの補正といいますか、そういうものを今後ですね。5年というとすぐ年数がたってしまいますので、そういうところの考えというのはどういうふうにされているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 端末のタブレットというものの耐用年数が大体5年ぐらいということで、5年後にはもしかしたら更新が必要になってくるかもしれないということで、先ほどはおおむね5年という話をしました。 ですけれども、やはり端末をなるべく長い間使いたいということで丁寧な保守、それから必要に応じての修理ですね。こういったものをしながらなるべく長く使いたい。ただどうしても機械でございますので、個々いいもの悪いものというのが存在しますので、こういったものについては当然、修理では賄い切れない部分というのが出てきますので、そちらについてはそれぞれの年度で足りないものを補充していくというような形になるというふうに考えております。 まだ国の今後の更新についての補助とか、そういったこともまだ全く示されておらない状況でございますので、こちらのほうはやはり更新にはまた同じぐらいの値段がかかるということを考えると、なかなか一度にということは難しいということになりますので、こちらのほうは状況を見ながら、そこで年度ごとに徐々にするのか一気の更新にするのか、またそちらは考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですか。 そのほかございますか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、ないようですので、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案については、伊豆の国市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。 よって、本案につきましては委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、討論に入ります。 最初に、本案に対する反対討論の発言を許可いたします。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 反対討論なしと認めます。 次に、本案に対する賛成討論の発言を許可いたします。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 賛成討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第95号 動産の買入れについて(タブレット端末)は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩とさせていただきます。休憩時間につきましては10時35分までといたします。 以上です。 △休憩 午前10時20分 △再開 午前10時35分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 ここで市長戦略部長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 先ほどの田中議員の新型コロナウイルス感染症対策地方創生の臨時交付金の関係につきまして、財調の関係はどうだということでお答えさせていただきます。 現在の予算上の対象事業費、これは6億7,487万4,000円、これが予算上の対象事業ということで対象事業費でございます。これに対して交付金が5億6,801万2,000円でございますので、差引きの1億686万2,000円、これが現在、一般財源で取り扱っているということでございます。 ただこれは現在の予算上でございますので、これが3月になりますと精算等々が行われるということで、見込みとしましては財調のほうは、すみません、一般財源のほうは1,000万から2,000万円が必要となってくるのではないかという見込みであります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですね。--------------------------------------- △請願第1号の質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) それでは、日程第7、請願第1号 大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願を議題といたします。 12月15日の委員長報告の内容につきまして、総務観光建設委員会委員長より訂正の申出がありましたので、発言を許可いたします。 10番、内田隆久総務観光建設委員会委員長。 ◆総務観光建設委員会委員長(内田隆久君) 10番、総務観光建設委員会委員長の内田隆久です。 請願第1号 大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願について、去る12月15日に委員長報告をさせていただきましたが、内容の一部に誤りがありましたので訂正させていただきたいと思います。 報告の項番6の主たる質疑と答弁の中の当委員会委員と紹介委員のやり取りの中の一部で、委員から紹介議員に対し、11月19日に開催された利用者説明会は、行政側が設定したのか、あるいは請願者をはじめ関係者と話し合って開催を決めたのかどちらだったのかという趣旨の質問の中で、全員協議会の説明でも利用者の皆さんに対する説明を予定していると言ったと報告しましたが、正しくは、利用者の皆さんに対する説明会を予定しているという話もなかったが正しい内容となります。訂正しておわびいたします。申し訳ありませんでした。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、議題に戻ります。 本案につきましては、既に説明が済んでおりますので、質疑は通告の順に議長より指名をいたします。 質疑の通告がありましたので、これを許可いたします。 発言者は、指名を受けた後に登壇をしてください。 8番、八木基之議員の発言を許可いたします。 8番、八木議員。     〔8番 八木基之君登壇〕 ◆8番(八木基之君) 議席番号8番、新生会、八木基之です。 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告済みの請願第1号 大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願についてご質問しますので、よろしくお願いいたします。 このたび令和2年11月27日付で久木野和暁氏より、令和4年に放映が予定されているNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のドラマ館設置に係る請願が出され、総務観光建設委員会で審議され、賛成多数で可決されたとの報告が委員長より一昨日あったわけでございます。 そこで、議員必携にもあります委員会の審査基準に従いまして、下記の質問をいたしますのでよろしくお願いします。 (1)請願の願意は何であったか、また、「願意が妥当であるか。」はどのように判断したのか。 (2)請願の「実現の可能性があるか。」はどのように判断したのか。 (3)請願の「町村の権限、議会の権限事項に属する事項であるか。」については、どのように判断したのか。 よろしくお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、ただいまの質疑に対する答弁を求めます。 10番、内田隆久総務観光建設委員会委員長。     〔10番 内田隆久君登壇〕 ◆総務観光建設委員会委員長(内田隆久君) 議席番号10番、総務観光建設委員会委員長の内田隆久です。 八木議員の請願第1号の質問に対してお答えいたします。 (1)請願の願意は何であったか、また願意が妥当であるかはどう判断したかの問いですが、関係図書によると、委員長報告に対する議員の疑義の中で委員長の個人的な見解を求めることの可否について。問題、本会議で行われる委員長報告において、議員より委員長個人としての個別的見解を求める疑義がなされたが、当該質疑に対し、委員長は答弁をすることが可能か。決定、委員長報告は委員会における審査の経過と結果について報告する場であり、委員長の個人的見解を述べる場ではないため、議員から質疑で委員長の個人的見解を求めることはできず、また、委員長も委員長個人として見解を述べることはできないと解するとありますので、個人的にどう判断したかについてお答えできません。 (2)請願の「実現の可能性があるか。」はどのように判断したか、(3)請願の「町村の権限、議会の権限事項に属する事項であるか。」については、どのように判断したのについても同様です。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) ただいま内田議員からの答弁が終わりました。 内田議員につきましては、そのままお待ちください。 それでは、八木議員、ここで再質問を許可しますが、ありますか。 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。 今、委員長から答弁をいただきまして、個人的な委員長としての見解を述べることができないよと、これは当然、私、個人的な見解を述べてくれなんていうことを1回も言った覚えはありませんので、その辺ちょっと誤解なきように。あくまでも委員会としての判断をどういうように導くのかということの経過のことをお話ししているわけであって、委員長に個人的な見解を述べてくださいと私は求めているわけではないものですから、その辺を間違いないようによろしくお願いしたいと思います。 では、ちょっと再質問に移らさせてもらいたいんですけれども、個人的な意見ということでもあったものですから、少し具体的な議事録を先ほど確認したら持っておられるということなものですから、初日の日の43ページ。 その前に議長にちょっと確認したいんですけれども、(1)(2)(3)と質問しているものですから、(1)(2)(3)をそれぞれに一括で質問して3回という解釈でよろしいんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 案件が1案件になっていますので、1案件について3回までとなっていますので、項目ごとではありませんので。 ◆8番(八木基之君) はい、了解しました。 43ページの少し下側のほうなんですけれども、これ、紹介議員の話なんですけれども、願意のことについて、委員から、時代劇場にドラマ館が来ると文化事業の利用者が使えなくなることが願意内容かと、いわゆる請願者の本来の願い、願意ではありませんかという問いがあるんですね。それに対して紹介議員はどのように答えているかというと、請願者の本意は多くの利用している方々が影響を受ける、文化活動をする人たちに影響し、使えなくなることが一番の理由だと述べておられるんですね。 実際私も、個人的に請願のタイトルがどうであれ、この方が望んでいることというのは、まず第一に、韮山時代劇場が使えなくなるということが本来のこの方の願意である、私もそういったように文章上で読んで紹介議員もそのように述べているんですね。それに対して委員長は、初日の日には、初日の委員会では、平均的に願意ということについて皆さんに意見を求めているんですね。それに対しては、平均的な会話が願意自体は決して移す、韮山時代劇場からほかに移すことが目的ではないという平均的な会話をしているんですけれども、2日目14日ですか、委員会の2回目の日には、これはもう打って変わってあくまでもタイトルに従ってというように委員長も述べているんです。これ、委員長が個人的どうこうと聞いているんではないんですけれどもね。何で初日と2日目との委員会の内容の見解が変わっていったのか。 当然、これ紹介議員も言っているんですね。韮山時代劇場が6万4,200人使っている。市の主催している事業もあるからこれが生の数字とは思わないんですけれども、リハーサル室1が年間658回、7,703人、リハーサル室2が年間466回、4,328人。やはりこの方々が使っているということで、この請願についてこの辺のことは今、市でも非常に動いているわけなんですけれども、その願意としてこれを委員会で検討しなかった理由というのは何なんでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 内田委員長。 ◆総務観光建設委員会委員長(内田隆久君) 検討しなかったというふうに言いますけれども、基本的に委員長の仕事というのは委員会の会務を行うということで、秩序の保持ですとか議事の整理ですとか、議会事務を統括するということが仕事でして、私が個人的に意図してそういうものを取り扱うとか取り扱わないということは基本的にはないものだと思っていまして。ですから、委員の皆さんの意見の取りまとめをしているというふうに私はしているわけでして、そこで私の意図が働いているということは一切ありません。 ○議長(古屋鋭治君) 8番、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。 すみません、ちょっと今(1)しか質問しなかったんですね。分かりました。 今の質問で、委員長は委員長として議事の進行に努めたんだということだからその中身は分からないというか、そのことについてはお答えできないよということなんですけれども、委員長、会議を進める上で願意という言葉が2日目には出てきていなんですね。本来、初日の日に願意ということについて述べられているのに、2日目の委員会においては願意ではなくて全てタイトルで話をしているんですね。これは委員長として、僕は平等だというふうには理解していないんですね。その辺はどういうことがあるのかをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 それから、実現の可能性があるか、これは委員長はよく承知していると思うんですけれども、これも議事録の初日の50ページをちょっと見てもらいたいんですけれども、願意がどこにあるかということにもよるんですけれども、仮に2日目の委員会の内容からいくとドラマ館は移設するよというような方向で会議が進んでいるものですから、仮に大河ドラマ館の設置場所の変更を求めることで総務観光建設委員会が進んだと、その辺のことで紹介議員はどう答えているかというと、設置場所の変更というのに何かここじゃないかという具体的なものはとの質問に、紹介議員は、具体的に言いますと仮設をということを言っていましたと、韮山時代劇場付近、反射炉付近、旧韮山町役場付近、蛭ヶ小島付近を使ってやったらどうかという案を持っているようですとの回答をしているわけですね。 本来ならば委員会として実現性があるかという問合せを事務局に、私なら、やはりすべきだというように思うんですね。実際に仮設を建てる、そういうことになったと仮定をして委員会を進めるであるならば、用地のこと、あるいは仮設であっても規模がかなり大きいですから、市街化調整区域であれば都市計画法、建築確認、最も大きいのは経済性。私もこの仮設を立てた場合に幾らかかるかは分かりませんけれども、本来そういうものはどのくらいかかるのかと、まず仮設を仮に建てるとしたとしても期限、経済性、それを事務局にやはり委員会として呼んで、これは審査すべきではないのかと、これがやはり私として少し疑問と、これが2つ目の(2)の再質問。 それから、(3)の2つ目の議会の権限に関わる事項ですね。権限に関わる件についても、確かにいろいろな難しい問題があるのかなと思っているんですね。推進協議会で決めたことですから、私個人としては、やはり議員必携を見ても市の事務に関わる、あるいは公権力が及ぶ、及ばない、そういうことを加味したときに権限が生じるというふうには現時点で私は思っていないんです。少なくとも委員会としたら、権限があるかないか、このことについて調べないで臨んだということについて委員長としての見解を求めたいと思うんですね。 その中でもう一つ確認をしておきたいのが議事録の最後のほうにあるんですね。可決を取った後なんです。この後の経過で、処理の経過と結果の報告を令和2年12月28日までに求めるということを書いてあるんですけれども、これは委員長報告にあったのか、ちょっと私、聞き逃したもんですから、それがあったのかないかだけ、またこれも含めてご返事をお願いいたします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田委員長。 ◆総務観光建設委員会委員長(内田隆久君) 初日に願意という言葉を使っていたが、2日目に使っていないということでしたよね。先ほどから申し上げているとおり、司会進行しておりますので、そこで私が願意の言葉を使ったかどうかということについて、多分議事録に載っているんでそういうふうにおっしゃっているのか分かりませんけれども、委員の皆さんの意見をお伺いして議事進行しているわけですので、そういう流れの中で2日目に願意という言葉が出てこなかったのかどうか、ここで今確認をしようといえば休憩をいただいてしますけれども、時間がかかるので、記憶の中でいえば、そういうことが委員の中から出てこなかったので2日目に出てこなかったのかなというふうに思います。 2点目、仮設ということを紹介議員が言っているのにかかわらず当局に対してその確認をしなかったということなんですが、これについても、委員の皆さんの意見の中でそういうことをすべきかどうかという議論をいただいた中で、当局に対してそういう調査をしろという話にはなりませんでしたので、私はしませんでした。 3点目の権限の問題なんですが、八木議員の見解では推進協議会が決めたことともろもろ言われているわけですけれども、この部分の見解について多くの議員が語っているんですが、両方の意見がありまして、議員必携の283ページにこう書いてあるんですね。請願の採択に当たっては、法令上の基準はないので委員会の自主的判断によるが、一般的には願意が妥当であるか、次に実現の可能性があるのか、さらに町村の権限、議会の権限事項に属する事項であるか等がその判断基準とされているというふうに書かれておりますので、冒頭の請願の採択に当たっては法令上の基準がなく、委員会の自主的判断によるという見解の委員と、そうではなく一般的にやられているこの3点について協議をすべきという2点の委員の意見がありました。 それで、最後の12月28日に決定を求める報告があったかということにつきましては、報告をいたしました。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、八木議員。 ◆8番(八木基之君) 8番、八木です。 それでは、(1)の願意という言葉なんですけれども、初日には使ったけれども、2日目には使わなかったということは、委員さんから出なかったということなんですけれども、委員からも実は出ているんですけれども、本来願意というのは非常に請願を判断する上で重要なことだと思うんですね。今、委員長が述べられているように、最終的には、議員必携の283ページの請願の採択に当たってはという項目を読まれたように自主的な判断、この自主的な判断を委員会でするために、やはり基本的な少なくとも願意が、願意じゃないですね、議会の権限が本来及ばないと、協議会にですよ、及ばないというものであるならば、これは取り上げてはいけないということに持っていかなければいけないという一つの判断があるんですね。それはそれぞれの自主的な判断でやるというのは少し乱暴、そこをまずは調べるべきではないのかというふうに思うんですよ。権限が及ぶか及ばないかというのは、これは非常に重要なことだと思うんですね。 そこには何を言うかというと、実際に協議会というのは36団体、42人、これ7月5日に設立総会で産声を上げて、7月22日は観光協会、商工会、旅館組合からドラマ館設置の要望が出されている。その後、8月20日には推進協議会の第1回の幹事会、8月24日は我々議会の全員協議会にドラマ館の説明と、そういう経緯をずっとたどってきて10月7日には第2回の推進協議会、11月19日には韮山時代劇場の利用者に対する説明、11月27日に久木野さんよりこの請願書が出されたわけですよね。12月4日には韮山時代劇場の利用者に対する説明、12月8日には推進協議会の第2回の幹事会、12月15日には韮山時代劇場の利用者に対する説明会と、それぞれの説明会経緯、その重みというものがあるわけなんですね。 そういう中で、例えばこれはまだ推進協議会であり、この結論というのはまだ道半ば、そういう中で議会がその責任を負うと、この後またお話をするわけですけれどもね。そういうような採択を現時点ですることが正しいのか、それは委員長としてもやはりこれはまだ途中ですので、これが例えば市の公権力の下でこの団体が被害を被ったということが確実視されているというならば、そのことについて議論を交わせばいいことであって、今現在はまだその途中であって、事実15日の説明会ではリハーサル室1は利用者に開放と、それからリハーサル室2については今後の検討材料にさせていただきたいということで、門扉を開いているわけなんですね。 そうなると、本来委員会としては、閉会中の継続調査、継続審査でこれをこなしたっていいんではないのかと、ましてや先ほどの私の質問からいいますと、12月28日までに市に対して答えを求める、これ、実際に決めているのは推進協議会であるのに、今日が17日で28日までに求める、あと11日間でこれをどういうふうに市は求めるというふうに委員長としてそれを導いていったのか。それは委員さんの意見をというんですけれども、やはりそこには委員長としての責任というものもあると思うんですね。やはりできる、できない論、こういうことについて、これが市だけのお話ならば私も納得というか、ああ、そうだろうなというところも多少あります。しかしながら、再三言いますけれども、これは協議会があっての話ということで、いかんせん28日までにそういうものを求めていくというのも少し行き過ぎなのかなというふうに思うわけです。 ちょっとみんな重なってきてしまってあれなんですけれども、まず1点聞きたいのが、委員長としてやはりその報告を28日までに求めたということを決議するときに、その重み、市長がここにおられるんですけれども、市長にというよりも推進協議会に対してその辺をどういうように委員会を導いていったのか。やはりこれは委員長としての責任というのはあると思うんですね。そこをまず1点お願いしたい。 それから、議員必携の280ページの上段の一番末尾のほうなんですけれども、請願の対象となる事項はとここで書いてあるんですね。憲法で明定しているとおり、①国、地方公共団体の公権力の行使によって受ける損害の救済、②公務員の罷免、③法律をはじめ政令、省令、訓令、職務命令、各種規則をはじめ地方公共団体の条例、規則の制定、改廃のほか、国、地方公共団体の事務に関する全ての事項が含まれる。これは市町村の事務に関わることのことは私は、全てと書いてあります。理解はするんですね。この中に補助金というものが含まれている。これはお金の面になるんですね、事務ですから。しかし、協議会の決定したことに対して議会がこれをこうすべきだという、これは一つの圧力というか議会の公権力ですよね、まさしく。 そういうものを現時点で、これはもう結果が出たということなら分かるんですけれども、まだ出ていない途中、当然市は、やはり利用者がいる以上は全力を挙げてその方々と話合いを持っていかなければいけない。事実今、それをしているというふうに私は認識しているんですね。 そういう中で、あくまでも請願者の願意というものを本来酌み取るならば、この団体が韮山時代劇場を使えるというように議会は動く、それが正しい道ではないのかなというように思うんですけれども、それだけ最後、3回目ですね。じゃ、それでお願いします。     〔発言する者あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 八木議員。 ◆8番(八木基之君) 八木です。 市民の願意ではなくて請願者の願意、願いですね。これは紹介議員もそのように明確に述べているわけですから、その辺を加味して物事を進めるというのが委員長の役割だというふうに私は思っております。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 内田委員長。 ◆総務観光建設委員会委員長(内田隆久君) 最初に、今、八木議員が言われた請願者の願意を伝えるべきということにつきましては、委員長報告の中で紹介議員とのやり取りがこのようにあります。委員より、使えるか使えないかまだ分からない状態で、一般質問のやり取りの中で全館使えなくなるというような状況ではないという方向性として示されてきているので、何かこれを出す意味がどこにあるのかというのが今の段階でよく分からないがという委員からの質問に対して、紹介議員が、どこまで使える、どこまで使えなくなるかというのがはっきりしないでこのままいってしまうと、本当に使えなくなってしまったときにもう手遅れになるから、早くその辺を訴えたいという気持ちと聞いていると、これからいろいろな交渉があったりするかもしれないが、現時点ではこういうことが予想されるので、大きく阻害されるということを心配されてこのような請願になったと回答をしています。これが一応私の答えです。 それで、28日にこの請願の回答を求めているという件なんですが、それが委員長の責任においてどうなんだというご質問だと思うんですけれども、先ほども申し上げたとおり委員長の仕事というのは、委員長は委員会の会務を行うということで、秩序保持、議事の整理、議会事務を統括すると、なおかつ公平公正な委員会運営に努め、中立性のある活動を行うというふうになっているんですね。私は、中立の立場を貫いて、委員の皆さんのご意見に基づいて28日の提出を求めました。 それが一応答えですが、さらにちょっと申し添えておきたいんですが、今回の請願については、八木議員も先ほど言われていました憲法第16条に決められていて、議員必携の280ページにも書いてございますけれども、「何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない」というふうに憲法16条に書いてあって、これは国民の基本的権利だというふうに書いてあるんですね。ですから、私は、委員会の中で委員の皆さんのご意見を取りまとめて、先日委員長報告をさせていただきました。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、八木議員の再質問は3回終わっておりますので、これにて八木議員の質疑を終了いたします。 内田委員長、席へお戻りください。 それでは、ほかに質疑はございませんでしたので、質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありましたので、これを許可いたします。 まず最初に、本案に対する反対討論の発言を1番、井川弘二郎議員に許可いたします。 1番、井川議員。     〔1番 井川弘二郎君登壇〕 ◆1番(井川弘二郎君) 議席番号1番、新生会、井川弘二郎です。 私は、請願第1号 大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願に対し、反対の立場で討論いたします。 今回の請願に関しましては、総務観光建設委員会において2度にわたり審議され、委員会では採択をされておりますが、私はこの採択には不備があるように感じています。 まず、大河ドラマ館の場所を韮山時代劇場に設置すると承認したのは、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会であります。この推進協議会での承認事項に対し、本市議会でこの請願を採択した場合、市に対して何を求めるのでしょうか。市議会として物申すのであるならば、推進協議会に対してではないでしょうか。 また、請願者が請願の中にドラマ館設置の候補地を選定する検討の資料の中で、韮山文化センターについては、デメリットの中にドラマ館設置により市民が文化活動等に利用していたものができなくなるというデメリットが抜け落ちており、これが不手際であると指摘をしております。 しかし、この資料を見てみますと、比較の対象となっているアクシスかつらぎにおいてもこのデメリットの記載はなく、韮山時代劇場を優位にするためにあえて韮山時代劇場のみこのデメリットを記載していないのではなく、比較において双方同じ状況であるため記載をしていないというのが本論ではないかと考えられます。このことは、推進協議会で承認される前の市議会全員協議会でも説明されており、議員の皆様も承知のことであると思います。 また、10月7日の推進協議会で承認されたのは、あくまで設置場所のみであり、この設置案を決定する前に推進協議会の事務局である市は、11月19日に利用者説明会を開催して利用されている方の意見を聞き、12月の初旬には利用者の方から個別に意見を聞き、そのような意見を踏まえて設置案を考え、12月15日は大河ドラマ館の設置により影響を受けると思われる団体等に対し再度説明会を開催するなど、利用者の方に対して配慮しながら設置案を検討しており、その対応については何ら問題があるとは思えません。 私は、利用されている皆様が実際どのように思われいるのか知るため、12月15日の説明会にも参加しました。確かに全員の方が韮山時代劇場を大河ドラマ館にすることに賛同しているわけではありませんが、多くの方は事務局の説明を聞き、その考えや方向性を理解しているように感じました。韮山時代劇場を利用されている皆様にあっては今までと同じような利用ができなくなり、他の団体と予約を融通し合う必要が出てくるなど不便になることが多くあると思いますが、利用者の皆様のことを思うと誰もが不便をしないように、仮設であっても新しい箱を用意するべきだということは分かっております。しかし、そのための財源は捻出できるでしょうか。この請願書の採択には、市議会としてその覚悟を持てるかどうかであると私は考えております。 この請願書の採択に当たり、市議会としての責任と覚悟を自覚し、議員諸兄に当たってはよく考えてご判断いただき、私の反対討論とさせていただきます。 ○議長(古屋鋭治君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を14番、三好陽子議員に許可します。 14番、三好議員。     〔14番 三好陽子君登壇〕 ◆14番(三好陽子君) 14番、日本共産党の三好陽子でございます。 請願第1号 令和4年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」放映に当たり、NHK大河ドラマ館設置場所の変更を求める請願について、日本共産党議員団を代表して、賛成の立場で討論を行います。 大河ドラマ館の設置場所について、8月24日の議会全員協議会で韮山文化センターがより望ましいとの市の考えが示され、推進協議会に諮り承認が得られれば、ドラマ館に関する予算を来年度当初予算に計上するとの説明を受け、その後、10月7日の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会で設置場所を韮山文化センターにすることが承認されました。8月24日の議会全員協議会の時点では、韮山文化センターのどこを使うのか、準備期間を含め1年半にわたって貸出しをしないことなど、詳細は分からない状態でした。その後、韮山文化センターの利用団体、利用者が説明会を開くよう市に求めて、11月19日の夜、市民に説明会が開かれました。その後、11月27日、この請願が議会に提出されました。 韮山文化センターは、年間6万4,200人の利用実績があり、大ホールと映像ホールは年間492件、3万8,718人、リハーサル室1は658回、7,703人、リハーサル室2は466回、4,328人が利用しているとのことです。文化センターの名にふさわしく、公共施設として市民に必要とされているあかしです。ドラマ館設置に当たり1年半利用できなくなれば10万人の文化活動に影響を与えるもので、まさしく請願者の言うこれからの市民の文化活動を大きく阻害することになります。設置場所を決めるに当たって、本来ならば議会に説明する前、推進協議会に諮る前に、検討段階で利用者への説明を行い、納得と合意を得る必要がありました。それを怠ったがためにこの請願が提出されたものと思います。 公共施設は、市民の税金で市民のために建てられた市民みんなのものです。大河ドラマをチャンスに地域経済の活性化をすることに異議はありませんが、市民の文化活動を阻害して市民に我慢を強いて行って、果たして本当に成果が得られるでしょうか。いま一度市民に理解が得られる設置場所の検討が必要と思います。 今回の請願について付託を受けた総務観光建設委員会で、議員必携に請願の3つの判断基準、先ほど来質疑の中でも出てきましたけれども、1つは願意は妥当であるか、2つ目は実現の可能性はあるか、3つ目は市または議会の権限事項に属するかという判断基準がありますけれども、3つ目の市または議会の権限事項に属するかについて、権限事項に当たらないとの意見がございました。これについては、民間団体の推進協議会が決めたことだとしても、そこまでの経緯は市が方針を決め、市が入った推進協議会幹事会で決定し、大河ドラマ推進協議会は市がつくり、市長が会長を務め、市が事務局です。そして、大河ドラマ推進協議会の財源は市から交付します。その予算は議会の議決が必要です。まさに市の権限に属し、議会の権限にも属するものであり、請願採択の判断基準には申し分のないものであります。 また、判断基準の残りの2つ、願意は妥当であるか、実現の可能性はあるかも十分採択に当たるものと考えます。 よって、本請願、大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願は妥当と判断し、請願第1号に賛成するものです。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 次に、本案に対する反対討論の発言を11番、小澤五月江議員に許可いたします。 11番、小澤議員。     〔11番 小澤五月江君登壇〕 ◆11番(小澤五月江君) 議席番号11番、いずの国未来、小澤五月江です。 議長より発言の許可がございましたので、私は、請願第1号 大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願の反対の立場で討論させていただきます。 請願とは、憲法第16条に規定された国民の権利として、公の機関に対して要望を述べる行為である、請願者の願望である請願の趣旨の実現に努めなければならない、このことは私も十分理解しております。伊豆の国市議会議長に提出されました請願は、議会運営委員会のとき議長より総務観光建設委員会に付託されました。そこで紹介議員は、総務観光建設委員会に請願の趣旨や内容を説明し、委員の質疑に答弁をされました。それから委員会で審査されます。請願の採択すべきもの、不採択すべきものに区分されます。 その請願の採択にあっては、先ほども出ておりますが、法令上の基準はないので委員会の自主的判断によるがと書いてございますが、委員会が審査するには、一般的には願意が妥当であるか、次に実現の可能性があるか、3つ目に町村の権限、議会の権限事項に属する事項であるか、この3点が判断の基準となって議員必携に書いてございます。 私は、委員会2日間、2回傍聴しましたが、この内容での審議は十分でなかったと感じております。この請願書では、大河ドラマ館設置の場所の変更を求めることを請願するとなっております。 内容の中で、11月19日開催の文化センター、使用者や市民に対する説明会で、今まで市民がいろいろな文化活動が使用できなくなるという大きなデメリットが明らかと言われておりますが、私はそこに参加された方々よりお話を伺いました。それは電話であり、まちで会ったときであり、わざわざ来ていただいて、その内容でございますが、その説明会に趣旨も分からず参加したと、確かにいろいろな意見が出ていた、行政からの説明が遅かったと思っていたが、韮山時代劇場に大河ドラマ館の設置場所が決定するまでの経緯と、今後の活動の場所に対しての代替え場所などを相談しましょうと言ってくれたので安心したと、また別の方は、韮山時代劇場に大河ドラマ館を設置することは反対でないと、その日の説明会に行って発言したからそういうふうに思われたら私は嫌だと、ドラマ館の設置場所を変えるということは考えてもいなかった、また要望書が新聞に載っていて、設置のいろいろな場所が書いてあった、けれども、韮山時代劇場を使っている私たちには何もそんな話は聞いていない、どうしてそういうことが出たのか不思議だと。来年の10月から使えることが、どこか場所を探そうと思っていた団体もあり、その方は毎月利用されている方です。様々なご意見を私は聞きました。また、ある人からは、公共空間での花をめでる活動、伝統文化の伝承、歴史ガイドの活動など、地域の社会を自ら時間を費やし、暑さや寒さにも頑張っている人たちの活動も文化活動だよ、ここにもスポットを当ててほしい、そういう文化活動もある、このようなご意見もお聞きしました。 私は、11月19日の会議録も読みました。また、韮山時代劇場を利用されている方々からも、両方の先ほどの私にお話しをしてくださった方と会議録も読み、これはやはり一方的な考えではなく、私ども議員としては公平に判断することが重要だと改めて私は認識しました。 それでは、実現の可能性があるか、大河ドラマ館としての設置条件と基準については、施設や場所など条件に対する充足度、集客に対する要因、交通渋滞を含む近隣への影響の度合い、仮設か既存施設などを含む費用に関する要因、これらを踏まえて7月5日に大河ドラマ推進協議会が設置され、10月7日に韮山時代劇場にて設置場所が承認、決定されました。このときに傍聴の中には議員が8人おりましたので、そのときの様子も伺えると思います。 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」推進協議会のメンバーは、36団体、42人、県スポーツ文化観光部、観光交流局長、市の区長会、連合会長、消防団団長、大仁警察署長、文化協会会長、PTA連絡協議会、市観光協会、商工会、温泉旅館協同組合理事長、農協組合長、伊豆箱根鉄道、飲食店組合支部長、市の仏教会会長、そして当議会からも議長が参加しております。そこにはそれぞれ何十人、何百人の代表の実施主体は、民間の人たちで立ち上げた推進協議会です。確かに事務局は大河ドラマ推進課が担当しております。 やはり協議会の委員の方から、新聞に要望が設置場所を変更してくれということで私のところに電話があり、また訪ねてこられた中にもございました。推進協議会で決めたことに対して、どういうことだ、協議会を軽視しているのかというようなお叱りの私もお話は伺いました。この協議会で決定されたことは重く受け止めております。その間に、私たち議会、全員協議会にも説明を受けております。今まで時間を費やしてやっております。韮山時代劇場のほかに設置条件と基準に合う場所はあるのでしょうか。なければこの実現は可能しないではないか。韮山時代劇場を利用されている皆様にあっては、本当に不安なことであると思います。 今私が事務局に求めるのは、この韮山時代劇場を利用されている皆様にこのチャンスを市内全体の利益とするために、ご理解とご協力いただけるよう動いていただくこと、そしてその利用者の方に十分配慮し、配置案を考えることではないでしょうか。韮山時代劇場を利用されている皆様も、気持ちよく本当に理解いたしておりますが、一方で大河ドラマ館の設置を待ち望んでいる市民、韮山時代劇場への設置を喜んでいる大きな声にも耳を傾け、この請願の採択を重く、そして責任を認識し、私は中立な立場から大河ドラマ館設置の変更を求める請願は不採択とすべきと判断して、私の反対討論といたします。 ○議長(古屋鋭治君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を5番、笹原惠子議員に許可します。 5番、笹原議員。     〔5番 笹原惠子君登壇〕 ◆5番(笹原惠子君) 5番、笹原惠子です。 私は、請願第1号 大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願について、賛成討論をいたします。 請願に関しては、憲法に「何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない」と規定してあり、請願権を国民の基本的権利の一つとして保障しています。また、受理に関しては、議長はこれを受理しなければならないとあります。 私は、先般、岐阜市、可児市、恵那市の大河ドラマ館を3か所視察しましたが、どこも本市のように市民活動の中心になる施設を利用していた例はありませんでした。北条義時に関する勉強会、また推進協議会や2度にわたる市民説明会の傍聴を経て見えてきたことは、これまで実際に使用する方々の意見の聴取は不十分だったのではないかということです。この推進協議会の会長は小野登志子市長であることも忘れてはならない視点です。つまり推進協議会に求めるべきという主張に対しては、市に対してのものという判断にもなります。 今年1月に、大河ドラマの舞台になったことを市長が発表してから、もうすぐ1年になります。施設を利用している方々の意見聴取という省いてはならない部分に対して、時間と手間はかかりますが、丁寧に誠実に進めることが最終的にはよい結果を生むことにつながると確信いたします。 この請願内容は、大河ドラマ館設置場所の変更を求めるの1点に絞られており、この請願という形にするまでにはかなりのエネルギーを要したと思います。地方議会を担う議員の1人として、市民一人一人の思うところを吸い上げることは、まさに私の活動の原点であります。今回の請願書に対して、不採択という選択肢は私にはありません。これからもこのような市民の活動や提言に関し、私たち議員が真摯に向き合い、対応していくことが地方自治の根幹であると思います。 よって、私は、この請願を伊豆の国市議会として採択することに同意いたします。 ○議長(古屋鋭治君) 次に、本案に対する反対討論の発言を2番、青木満議員に許可いたします。 2番、青木議員。     〔2番 青木 満君登壇〕 ◆2番(青木満君) 議席番号2番、いずの国未来、青木満です。 私は、請願第1号 大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願に関しまして、反対討論をさせていただきます。 この請願については、総務観光建設委員会で2回の審議が行われました。私は、本委員会の委員として、願意が妥当であるか、実現の可能性があるか、市の権限、議会の権限事項に属する事項であるかの基準の下、審査に臨みました。結果、本委員会としては採択となりましたが、先ほどの3点の基準の下での十分な審査がされたとは思えません。私は、改めてこの請願の採択の可否を選択する上で何が重要であるか考えました。この請願で求めていることは、大河ドラマ館の場所を韮山文化センターから変更することです。これまで大河ドラマに関することについて、市当局から市議会全員協議会で2回ほど説明があり、そのうちの1回は大河ドラマ館の設置場所を韮山文化センターとしたいという方向性の説明がありました。その説明は、比較検討した結果、韮山文化センターが大河ドラマ館の設置場所として最適地であるというものであり、私もそう思いました。 そして、この方向性は、大河ドラマ推進委員会で承認が決定されました。私は、この決定を尊重すべきものと考えております。この方向性を変更させるだけの材料があるでしょうか。この請願の採択により、ほかに代わる施設が用意できるでしょうか。目的は大河ドラマ館を造ることではありません。限られた財源の中で多くの効果を生み出し、将来につながる魅力ある事業を行うことです。 この請願の採択の可否を考える上で重要なのは、大河ドラマ館として限られた財源の中で魅力ある施設とするにはどこが最適地なのかということであります。今、新型コロナの影響で世の中は疲弊しております。このようなときこそ否定ありきではなく、地域、行政、議会が力を合わせ、伊豆の国市の復興を目指すべきではないでしょうか。 伊豆の国市の現状を理解し、この大河ドラマという千載一遇のチャンスを逃すことなくつかむために、ここにいる議員の皆様の良識あるご判断を求め、私の反対討論を終わりにいたします。 ○議長(古屋鋭治君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を3番、高橋隆子議員に許可いたします。 3番、高橋議員。     〔3番 高橋隆子君登壇〕 ◆3番(高橋隆子君) 議席番号3番、高橋隆子です。 私は、請願第1号 大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願に対し、賛成の立場で討論します。 この請願は、韮山時代劇場を大河ドラマ館とすることの変更を求めるものです。NHK大河ドラマそのものや大河ドラマ館を設置することそのものに反対するものではありません。むしろ大河ドラマを契機に伊豆の国市の歴史文化が全国に知られ、地域活性化につながることを期待していることは確かであると思われます。だからこそ市民が一体となって盛り上げられるよう、ドラマ館の設置は市民との話合いと合意によって決めるものなのです。設置場所の審議に当たり、最大な利害関係である利用者の声を聞かなかったことは大きな瑕疵であると言えます。よって、請願者の願意、願いは妥当と判断します。 請願は、日本国憲法の基本的権利の一つとして保障された請願権に基づくものであり、地方議会に対する請願は地方自治法第124条により定められています。市民の要望や意見を国、県、市に伝える方法の一つであり、間接民主主義における重要な市民の市政参画手段であります。したがって、請願に対しては議会は真摯に向き合わなければなりません。今回、請願という手段で訴えてくださった久木野和暁さん、そして市民の皆様に感謝申し上げます。 市議会議員は、市民の負託を得て選ばれている市民の代表であるのですから、市民の声、訴えに真剣に向かい合い、市民の利益のためによりよい方向に向かわせるのが当然の役割だと私は考えます。ですから、このように市民の請願に対し反対する議員がこれほども多いことに愕然としています。 10月7日の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会総会で、韮山時代劇場を大河ドラマ館とすることが承認されました。承認をされたというだけでこの時点で決定ではなく、あくまでドラマ館に関する予算を交付金として来年度当初予算に計上し、議会で可決されなくてはなりません。まさにこれが議会の権限事項に属する事項です。推進協議会自体は、市からの交付金以外に予算を持ちません。議会は大河ドラマに関する予算に反対し、もっとしっかり考え直してくださいという権限を持っているわけです。 韮山時代劇場は、令和元年、延べ2,763件、6万4,280人が利用している公の施設です。大ホールは2万7,996人、映像ホールは1万722人の利用があり、リハーサル室1は年間658回、7,703人、リハーサル室2は466回、4,328人の利用がありました。市内外の方々の文化活動、生涯学習、地域コミュニティに不可欠な重要な拠点であります。そうしたホールや部屋を貸し出しをしている貸館機能を持つといいますが、韮山時代劇場を大河ドラマ館とすると、準備も含め1年半にわたり借りられなくなることになるわけです。 今回の最大の問題は、こうした文化活動などで利用する市民への説明も合意もなしに設置が承認されたことです。いきなりで予約ができなくなったことで市民が市への説明を求めたことで、11月19日に急遽市民への説明会が開かれましたが、これは市民の要請に行政が対応したことであって、市民からの求めがなければ開催はされなかったことでしょう。その説明会の中で多くの声が上がりました。私たちの文化活動、生涯学習の場を奪わないでほしいという声や、大河ドラマ館に関しても、経済効果を見込んでも一過性のものにすぎないのでは仮設のドラマ館にしてはどうかなどの意見が出ました。そうした市民の真剣な声に対し、市長、副市長をはじめ担当部課長の答弁は納得できるものはなく、今回はご意見を頂戴しましたという程度で、本当に地域活性化、経済効果はあるのかの問いに、市長は、やってみなければ分からないという無責任とも受け取られる発言もしました。 貸出し施設については、韮山改善センターやあやめ会館など代替え施設とするよう提案されたものの、どの施設についても既に定期的に借りて活動している団体があり、あまりにも安易な提案と感じます。例えば韮山改善センターは、年間2万2,485人、あやめ会館は2万3,595人の利用があります。利用予約に当たって、市民の分断やトラブル、活動の縮小に追い込む可能性が考えられます。 また、利用施設が遠方になったり交通手段がなくなったりすることで、これまでどおりの活動ができなくなることも考えられます。市民説明会の中でも市民から発言がありましたが、会員が高齢化する団体も多く、継続できるか、ほかの施設に変わるとやっていけなくなる団体もあるのではないかと切実な問題提起をしていました。 私は、12月の議会一般質問で、韮山時代劇場の貸出は市民の文化活動を優先すべきではという項目で、公共施設の貸し館機能について質問しました。その中で韮山時代劇場が市民活動に使えなくなり、ほかの施設に変えてくださいとお願いした場合、市民活動が縮小されてしまうのではないかという予測を立て、大仁市民会館がなくなり、旧大仁高校のくぬぎ会館に機能を移したとき利用が半減したことを問いただしました。駅やバス停が近く、平らな場所でも歩いて、歩いても自転車でも通えた大仁市民会館から急斜面を上る不便な場所になったことで、市民の文化活動が半分に減ってしまったのではと考えたからです。そのときの市長の答弁は想定外でした。大仁市民会館利用のご高齢の皆さんは、3階まで歩けないよと言っていた、利用の半分は伊豆市の市民だったというものです。まず、高齢者が使えないと訴えている公共施設を、だから使えないというのは全くおかしなことで、障害者差別解消法を持ち出すまでもなく、合理的配慮は行政は法的義務を負っているわけで、その長たる市長が言ってはならないことです。市民が使いづらいと言ったら、ユニバーサルデザイン、ノーマライゼーションを進めるべきは当然です。また、ほかの市町の住民が利用していたことに関しても、これから少子高齢化が進み、公共施設は広域で共有し合いましょうという流れに逆行した排除の思考でもあります。 また、11月19日の説明会で市長は、使いたくても使えない人たちもいることを知ってショックだったという発言があったことに対し、その真意を一般質問で問うと、韮山時代劇場を大河ドラマ館に使うに当たり、原木、四日町周辺の人にここを1年半大河ドラマ館として使ってしまうけれど、どう思うかと聞いて回ったところ、大抵の人が使ったことがないから分からない、ごく一部の方たちだけで使っているのではないですかという意見を幾つもお聞きしたという答弁でした。だからどうだというのか、理解に苦しみます。近所のおばさんたちの立ち話ではないのです。約4万8,000人の市民の長である市長が議場でそのような発言をしたことに愕然としました。公共施設は市民の財産です。皆さんが平等に利用できるんですよ、皆さんでもっと使いましょうということがすなわち文化活動や生涯学習、地域コミュニティの活性化、健康長寿のまちづくりにつながるのではありませんか。 公共施設に関しては、ほかの議員も一部の固定化した市民だけが使って、それを利用していない市民が税金で維持しているのはおかしいといった発言や、市の施設の貸出しは市の権限だといった認識も聞かれ、公共施設に対する正しい認識の欠如と言えます。公の施設とは、市民の健康増進と文化振興に利用される目的で市民の税金で設置され、維持管理されるものです。地方自治法244条にあるとおり、公の施設は住民の福祉を増進する目的であり、地方自治体は住民が公の施設を利用することを拒んではならない、不当な差別的な取扱いをしてはならないと定められています。このことからも、貸し館機能のある韮山時代劇場は市民の活動の場として確保すべきと考えます。 では、韮山時代劇場以外の選択は実現可能かということになります。これは市民説明会でも多くの提案がありました。皆さんの意見を聞いていると、伊豆の国市の歴史文化、文化財などを大切にしたいという思いが感じられました。国宝をはじめ国の重要文化財、県、市の指定文化財、また三番叟、かわかんじょうなど、無形民俗文化財など歴史の宝庫で、世界遺産韮山反射炉も江川文庫もあります。一過性の旅行商品になる大河ドラマ館ではなく、本当に市民の郷土愛を醸成する歴史資料館を造って、そこに1年間大河ドラマ館を併設する方法だってあるのではないかという提案もしました。大河ドラマに関して、市がどれほどの予算を組んで、恐らく借金をしてチャンスに賭けるのか、まだ公表されていませんので分かりません。3億円、4億円、何億円かかるか分かりません。 ほかの議員の一般質問の中で、NHK大河ドラマ館は市が造る、おもてなしは地元住民でという話の中で、地元の豆塚神社は有志が整備しているが、市からの補助金はないかという問いに、コロナで非常に財政が厳しいから補助は難しいという答弁でした。そうなんです。今や世界中がコロナウイルスの危機に直面し、命をいかに守るかという政策に世界各国が取り組んでいます。コロナで経営が大変だから、ここで大河ドラマが唯一の希望の光といって数億円を投じて観光の復興に賭ける。前回、国からのコロナ対策臨時交付金も5億6,801万2,000円、国から使い方は自治体に任せるといって交付されました。伊豆の国市は、花火を上げたり、1万人宿泊キャンペーンなど観光誘客策に集中しました。もちろん事業者や市民への施策もありましたが、本当にそのお金を市民の生活に役に立てることができたのかということは、リサーチが必要だと思っています。市民説明会の中でも、やはりコロナウイルス感染拡大による生活の苦悩、職を失う人もいる、税収も減るだろう、そういう状況下で行政が考えることは何かとの意見もありました。これからの伊豆の国市の将来を大局的に俯瞰するならば、まず目先の賭け事ではなく、未来の子供たちのために今、大人が何を選択するかが重要です。 今回の請願を通して、市民の皆さんが真剣に市政を考えているということがよく分かりました。そして、そういう市民の声をなぜ市民の代弁者である議員が反対、拒絶するのか、理解に苦しみます。なぜでしょう。 私は、若い頃から住民運動に参加してきました。街頭運動、署名活動もし、直接的に政治に訴えようとしてきましたが、ほとんどが受け入れられませんでした。市民の訴えを議会が否決するという場面を何度も目の当たりにし、悔し涙を仲間と流し、議会とは、議員とは何だろうといつも考えてきました。まさか自分のまちの市議会でも反対する議員がいるというにとても残念に思います。 誰もが目指す市の将来像は方向性は同じだと、市民の命、生きる権利を守ることだと信じています。経済と命は同じてんびんにはかけられません。人が生きてこその経済ですから、そして人は生きるために文化芸術は必須栄養素であるはずです。文化芸術によって、コミュニケーションによって人は豊かに生きられると考えると、こういう時代こそ市民の文化活動を行政がサポートすべきであり、活動の場を奪うことはあってはなりません。 この請願の最後に、文化センター、韮山時代劇場ですけれども、文化センター内施設でのドラマ館設置は、これまでの、またこれからの市民の文化活動を大きく阻害することになりますし、さらに市民からの成功の支えをなくすものになりますという一文があります。誠実に市民の意見に耳を傾け、検討し、話し合って解決策を見つけることで大河ドラマを心から歓迎する市民の気持ちも生まれてくるものと考えます。 以上のことから、私は、大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願に賛成するものです。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。休憩時間につきましては13時までといたします。 △休憩 午前11時54分 △再開 午後1時00分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 午前に引き続きまして、反対討論の発言を許可いたします。 次に、8番、八木基之議員に発言を許可いたします。 8番、八木議員。     〔8番 八木基之君登壇〕 ◆8番(八木基之君) 8番議員、新生会、八木基之です。 私は、請願第1号 大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願の採択を行う前に、反対の立場で討論をさせていただきます。 私がこの場に立つ前に賛成と反対の両方の討論がなされておりましたが、議員の皆様、いま一度よく考えていただきたいと思います。今、市議で判断しようとしていることは大変重みのあることだと私は思っております。大河ドラマ館の設置場所としては、韮山時代劇場に勝るものはないと考えております。この考えは、私のみならず、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会の36団体、42人の方々が決定したことでもお分かりいただけると思っております。 当然のことですが、韮山時代劇場を利用されている数多くの方々がいるわけでございます。現在、市が行っている利用者説明会など、利用者のご理解を得られるよう最大限の努力をしていただくことも最も大事なことだと考えているわけでございます。 このような状況下で、もし議会でこの請願を採択するのであれば、市議会として責任を持ち、実現可能な代替え案を示すべきが妥当だというように考えております。採択をしたのにもかかわらず、その対応をせず、市当局に実現可能性があるかないかも分からずに対応を強いるのは、あまりにも無責任ではないでしょうか。大河ドラマ館の適地がなく、大河ドラマ館の設置を断念せざるを得なくなったときどれほどの痛手を負うことになるのでしょうか。この請願の採択は、そのような重みを持ったものであることを認識していただき、市議会議員としての責任と自覚を持ち、採決に臨んでいただきたいと、私はそう思うものであります。議員の皆様にあっては、よく考えて正しい選択をしていただくようお願い申し上げ、私の反対討論とさせていただきます。 ○議長(古屋鋭治君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許可いたします。10番、内田隆久議員に許可をいたします。 10番、内田議員。     〔10番 内田隆久君登壇〕 ◆10番(内田隆久君) 議席番号10番、内田隆久です。 先ほどは委員長として個人的意見を述べられませんでしたが、今回は一議員として意見を申し述べます。 請願第1号 大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願について、賛成の立場から討論します。 1、今回の請願の趣旨は、ドラマ館設置により、今まで市民が様々な文化活動などに使用していたものができなくなるというものです。地方自治法第244条に、「普通地方公共団体は、住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するための施設(これを公の施設という。)を設けるものとする。」。2、「普通地方公共団体は、正当な理由がない限り、住民が公の施設を利用することを拒んではならない。」。3、「普通地方公共団体は、住民が公の施設を利用することについて、不当な差別的扱いをしてはならない。」とあります。 今回、市民が要求するまで利用者説明会を開催しない市のやり方、一方的にドラマ館設置を決定し、公の施設の利用が妨げられることは差別的扱いであり、住民の公の施設の利用を拒むことは地方自治法の考え方に反するものではないかと考えます。 2、請願の制度については、議員必携280ページに、この請願制度は歴史的に見ると封建君主が持っていた絶対的権力によって侵害され、制約されていた人民の権利を救済する制度としてつくられ、今日に至っているものであるとあります。 市長がNHK大河ドラマの偉功に憧れ、反射炉の世界遺産や大型観光キャンペーンのときと同じ他力本願で費用対効果を示せない地域振興のために市民の活動を妨げるさまは、まさに絶対的権力を持っていた封建君主のそれであり、侵害され、制約された人民は、今の伊豆の国市民そのものではないでしょうか。 3、百聞は一見にしかずといいますが、現在行われている「麒麟がくる」の大河ドラマ館を視察しましたが、市内観光の中心地伊豆長岡地区ではなく、韮山地区時代劇場に大河ドラマ館を設置することは観光振興につながるのか疑わざるを得ません。公共施設の市民利用の権利を奪ってまで設置場所を韮山時代劇場に固執する理由が見当たりません。 4、市長が会長を務める大河ドラマ推進協議会は、市が発起人で声かけされた各種団体や業者の集まりであり、市の事業案に対する追認機関であります。今回のドラマ館の設置場所の決定についても、市の案に協議会が合意したもので、自ら企画決定したものではありません。議会が協議会への交付金の予算承認をして初めてドラマ館の設置場所が決まるのです。 また、今回の請願審査に当たり、大河ドラマ伊豆の国市推進協議会の会員が議員に情報提供し、意見具申していることは、議会制民主主義の根幹を揺るがすあってはならないことです。 議員各位におかれましては、今回の請願審査において、多くの議員が言っている憲法第3章、国民の権利及び義務第16条と、公の施設の設置及びその管理に関する事項を定める地方自治法第244条の下に、立法機関の構成員として正しい判断をされることを望みます。 以上、賛成討論とします。 ○議長(古屋鋭治君) 次に、本案に対する反対討論の発言を7番、久保武彦議員に許可いたします。 7番、久保議員。     〔7番 久保武彦君登壇〕 ◆7番(久保武彦君) 議席番号7番、いずの国未来、久保武彦です。 私は、請願第1号の採択に当たり、反対の立場で討論をさせていただきます。 今回の請願は、大河ドラマ館設置場所の変更を求めるものですが、現在の伊豆の国市にある施設等を考えると、韮山時代劇場と称されている場所以外に適切な場所はなく、立地条件は縦貫道からほぼ近く、広い駐車場を有し、伊豆箱根鉄道韮山駅に近く、公共交通機関、マイカー、大型バスでの来場が容易であり、江間地域、反射炉、蛭ヶ島、江川邸などの歴史文化遺跡、また願成就院等の国宝などの参拝の拠点としての位置づけとしても絶好の場所であります。 当市が掲げている自転車での周遊やウオーキングで自然を散策する観光誘致と併せた政策は、今後の伊豆の国市の発展に大きな影響をもたらすと考えます。今、私たち市民が決断しなければならないことは、コロナ禍の中でどのように経済を回していくかであります。今こそそこにあるチャンスを、チャンスと思えるものをつかむか無視するかにあります。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は決まっていることであり、伊豆の国市が全国的に知られるチャンスです。その機会を生かすことが当然の方策であります。私は、韮山時代劇場、この施設を大河ドラマ館として設定することで、伊豆の国市の将来に大きな希望を持つことができると思います。 したがって、この請願を採択とすることを表明します。議員諸兄にあっては、全市民にあって何が最も最適なのかよくご判断いただくようお願いし、私の反対討論といたします。 ○議長(古屋鋭治君) ほかに討論の通告はありませんでしたので、討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 請願第1号 大河ドラマ館の設置場所の変更を求める請願に対する委員長報告は採択です。委員長の報告のとおり賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。起立多数であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。--------------------------------------- △委提第2号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(古屋鋭治君) 日程第8、委提第2号 防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書の提出についてを議題といたします。 なお、説明終了後に質疑応答に入りますので、内田総務観光建設委員会委員長におかれましては、登壇したままお待ちください。 それでは、本案につきまして総務観光建設委員会委員長から提案理由の説明を求めます。 10番、内田隆久総務観光建設委員会委員長。     〔10番 内田隆久君登壇〕 ◆総務観光建設委員会委員長(内田隆久君) 議席番号10番、総務観光建設委員会委員長の内田隆久です。 委提第2号 防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書の提出について。 上記の件について、別紙のとおり伊豆の国市議会会議規則第14条第2項の規定により提出いたします。 意見書の内容を説明いたします。 防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書(案)。 近年、地球規模の気候変動などの影響により、全国各地で大規模な自然災害が頻発化、激甚化している。 また、風水害だけでなく、南海トラフ地震などの大規模な自然災害の発生も懸念されている。 本市においては、「狩野川台風の再来」と言われた令和元年の台風19号により、市内各所で発生した浸水災害、土砂災害による市道の崩落などが発生し、市民生活に多大な影響を及ぼしている。 こうした中、国においては平成30年度より「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」を決定し、地方においても緊急性を有する防災・減災対策等の国土強靱化対策を積極的に取り組み、成果をあげてきているところである。 しかしながら、大規模自然災害の発生に備え、整備が必要な箇所はいまだ多く残っているため、引き続き国民の生命・財産を守り、経済活動や国民生活を支える社会インフラの防災・減災対策を、迅速かつ着実に推進していくことが必要不可欠である。 よって、国においては、下記事項の措置を講じることを強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 記。 1、令和2年度末で期限を迎える「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」の更なる延長と制度拡充を図ること。 2、地方自治体が防災・減災、国土強靱化のための対策をさらに推進するため、安定的かつ持続的に必要は予算を確保すること。 令和2年12月17日。 伊豆の国市議会。 衆議院議長、大島理森殿。参議院議長、山東昭子殿。内閣総理大臣、菅義偉殿。財務大臣、麻生太郎殿。総務大臣、武田良太殿。内閣官房長官、加藤勝信殿。国土交通大臣、赤羽一嘉殿。国土強靱化担当大臣、内閣府特命担当大臣(防災)、小此木八郎殿。農林水産大臣、野上浩太郎殿。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 内田議員、そのまま登壇席に残ってください。 それでは、説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑ございませんか。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) それでは、質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。 内田委員長、席へお戻りください。 次に、討論に入ります。 最初に、本案に対する反対討論の発言を許可いたします。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 反対討論なしと認めます。 次に、本案に対する賛成討論の発言を許可いたします。     〔「ありません」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 賛成討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 委提第2号 防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋鋭治君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 表題の(案)を消して、日にちの欄に「17」と記入してください。--------------------------------------- △閉会中の継続調査について ○議長(古屋鋭治君) 日程第9、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 議会運営委員会及び各常任委員会の委員長より、お手元に配付いたしました閉会中の継続調査申出書により継続調査の申出がありました。 お諮りいたします。委員長の申出のとおり、これを閉会中の継続調査に付したいと思いますが、ご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。 よって、議会運営委員会及び各常任委員会の委員長の申出のとおり、これを閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。 以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。本定例会で議決された事件の字句及び数字、その他の整理を要するものにつきましては、伊豆の国市会議規則第43条の規定に基づき、その整理を議長に委任させていただきたいと考えますが、ご異議ございませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(古屋鋭治君) 異議なしと認めます。 よって、整理を議長に委任させていただきます。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(古屋鋭治君) ここで、令和2年第4回(12月)伊豆の国市議会定例会の閉会に当たり、市長より挨拶を求められておりますので、これを許可いたします。 市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 議長からお許しをいただきましたので、閉会のご挨拶を申し上げます。 令和2年第4回伊豆の国市議会定例会は、先月30日から本日までの18日間にわたって開催され、議員の皆様には長時間にわたる慎重審議を賜り、誠にありがとうございました。この間、条例の制定及び条例の一部改正、令和2年度補正予算など16件の当局提案の議案等を全て原案どおり可決いただき、重ねてお礼申し上げます。 審議の過程で議員の皆様から賜りましたご意見やご提言、また、3日間にわたり延べ12人の議員の皆様からの一般質問につきましても、厳正に受け止め、問題の所在を十分に認識して市政発展のため生かしてまいる所存でございます。 さて、例年、大雨や台風などの襲来により、市民の皆様の安全を守るために奔走する時期ではありましたが、今期におきましては大きな自然災害もなく、少しほっとしております。しかしながら、今もってコロナ禍の勢い衰えず、我が市でも多くの感染者が発生するなど、感染の拡大防止や市民の皆様の安全と安心に向けて昼夜を問わず対応する日々でございました。まだまだ息苦しさを感じる日常ではありますが、今こそこの閉塞感を打破し、新しい年、新しい日常に向けて着実に市政の歩みを進めていかなければならないと強く心に思うところでございます。 本日の本会議では、2022年の大河ドラマ館についての請願書の可否をめぐっての討論がございました。議員の皆様のご意見をじっくりと拝聴させていただきました。中には、言葉の切り取りも少なからずあり、不本意なこともありましたが、議員の皆様のお気持ちを十二分にお聞きすることができたのではないかと思っております。 市といたしましては、韮山時代劇場利用者の皆様に、大河ドラマ館についてこれから説明に入ろうとしたときに、どういう情報があったのか、練習室、そして部屋を利用できるかどうか不安になられた方々からの要望があったと捉えております。それに対しては、ただいま韮山時代劇場利用者の方々と何回の会合を持ち、行っている最中であり、粛々と話合いを進めております。お互いがよい方向にいくように努力しておりますので、伝えさせていただきます。利用者の方から、直接お目にかかる、あるいは電話などによりご意見が寄せられております。リハーサル室2の利用の方です。ドラマ館の一部として利用してもらうのは特に問題ない、現在は韮山農村環境改善センターを利用しています。また、リハ1を使っていた方です。第2研修室や韮山農業環境改善センターを利用するので協力いたします。さらに、現在は人が増えたので第1研修室を使っているが、今までリハ1を使っておりました。市の方針で、私たちは利用させていただいている立場であるので協力しますというお話もございました。 さらに、要望書にお名前が記載されていた方からのものでありますけれども、ドラマ館の一部として利用するように協力いたします。リハーサル1を使っておりましたが、公民館を使いますと、今後最終的な利用部分、利用方法、貸出し施設のルール等をはっきりと市から提示すれば、皆さん納得し、対応するのではないかと思います。さらに、屋上にありますアトリエは富士山の眺めが最高であり、インスタ映えするので、ドラマ館の一部として利用すればドラマ館の魅力が上がるのではないかとご提案もいただいているところであります。 昨日、令和2年度第4回一般社団法人美しい伊豆創造センター理事会が、ウェブ会議ですけれども、開催されました。事業報告の中では、観光型MaaS実証実験ほか伊豆の国市関連の事業が多数盛り込まれておりましたが、コロナ禍でできないものもあり、大変残念でした。さらに、2022年のNHK大河ドラマには、伊豆半島の市や町が大変期待しているということが分かりました。 会の結びに、監事の稲田精治氏が少し話をさせてくださいとおっしゃられました。前回の「草燃える」では、政子と頼朝が主人公だった。そのとき各地に住民が史跡のようなものを造り、函南から伊豆一帯に広げそれを案内したと、今度は北条義時、さらに大きな広がりが期待できます。前回の史跡を訪ねてみました。道の傍らにいろいろな史跡があり、再発見をしました。新しい掘り起こしであります。伊豆半島の再発見につながり、これは経済だけにとどまらず、大きなまちづくり効果が望めるものですと、これにより私たちは大きな帆を張ることができたらと夢見ておりますというお話でございました。 以上、少しお話しさせていただきました。議員の皆様には、市民の皆様が安全安心に暮らすとともに、また活気あふれる伊豆の国市をつくるために、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願いするところでございます。 終わりに、これから年末年始に向かって寒さも一層増してまいります。議員の皆様におかれましては、健康にご留意され、よりよい年を迎えられますよう、そして伊豆の国市が新たな年にさらなる飛躍と発展を遂げることができますよう祈念いたしまして、令和2年第3回伊豆の国市議会定例会の閉会に当たってのご挨拶とさせていただきます。 誠にご清聴ありがとうございました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(古屋鋭治君) これをもちまして、令和2年第4回(12月)伊豆の国市議会定例会を閉会いたします。 皆様方には会期中、慎重なるご審議を賜り、誠にありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げます。 それでは皆様、大変ご苦労さまでした。 △閉会 午後1時30分地方自治法第123条第2項の規定により署名する。        議長      古屋鋭治        署名議員    二藤武司        署名議員    内田隆久...